第48代理事長赤嶺 舞
私には実現したい夢があります。それは、誰もが自分らしさをもって輝き笑顔で過ごすことが出来る社会を目指す事です。
なぜその必要性を感じ、実現したいと思うのか。それは、私がソーシャルワーカーとして悩み事や困り事の相談、伴走支援をとおして、様々な人達のライフストーリーを肌身に感じた経験があるからです。
貧困・虐待・自殺・犯罪・孤独死・引きこもり・不登校等、いわゆるよく耳にする社会問題があります。私の日々はその問題を抱えている方や世帯の相談・支援となります。そして時には、どうしても救えなかった命・家庭もありました。
自分自身の無力さや終わりのみえない現状にただひたすら悩み向き合い、少しでも何かが前進すればと取り組む事に精いっぱいでした。時には、果てしない夢や変わらない現状に孤独を感じ潰されそうにもなりました。そんな中、地域の中で同じように「地域を良くしたい」「社会を良くしたい」という想いを持ったボランティアや地域の人達と出会い、繋がり、今の青年会議所の活動へと繋がっております。
そして、その中で宜野湾青年会議所のメンバーと出会い、自己成長の機会を頂いている事、志が高く共に自己葛藤しながらも本気で社会を良くしていこうという仲間に出会えた事がこれからの挑戦への一歩と繋がりました。これからの時代はVUCAの時代と言われており、情報収集力、思考力、行動力が求められてれくると言われております。
それは、たとえどんな状況や困難な事があっても自分自身を信じ前に進む事ができる自身の力、周囲の人に素直に助けを求める事や声をかける事が出来る力、それを支え合える環境が必要だと私自身は考えております。
これからの未来、これからの社会に向けて、どう生きたいのか、どうありたいのかを常に自分自身に問いかけ、現在地を確認し、支えてくれている人達への感謝と当たり前の事を大切にし、共にチャレンジをおこない今日よりも明日(未来)へと繋いでいきましょう。
令和6年4月1日に内閣府において「孤独・孤立対策推進法」が施工されました。その背景としては、社会構造の変化(単身世帯の増加、働き方の多様化、インターネットの普及など)により、家族や地域、社会などにおける人との繋がりが薄くなり、誰もが孤独・孤立状態に陥りやすくなっている状況が発生しているからです。
現在、起きている社会問題のその根本問題は何でしょうか。私達が生きている現代は、IT化や技術革新によって便利な生活になり新しい価値や可能性が生まれました。また、多種多様な個性・価値観を尊重していこうという流れもあります。沢山の情報や選択肢、可能性がある中でどう自分のビジョンを描き、他者と支え合ってこれからの時代を行動し歩んでいくのでしょうか。
今の、社会問題について振り返り、これからの未来に向けてのアクションをおこないましょう。
地域に住んでいる子ども達が、どんな状況であっても自分自身の夢を描けることや具体的にアクション出来る力、自分自身で道を切り開ける力があればこれからの地域社会はますます明るさを持つと思います。
その為には、子ども達の可能性を拡げるために沢山の価値観に触れ、体験する機会を提供していくことが必要だと思います。ぜひ、子ども達の新たな価値観を拡げ、可能性を増やしてきましょう。
現在、宜野湾青年会議所の会員は、30代前半や在籍が3年未満のメンバーが多い現状があります。今までは、先輩方の背中をみて取り組んでいたメンバーが引っ張る側へとなっております。
働き方改革やワークライフバランスやwell-being経営の推進もあり、多様な価値観によるそれぞれのライフスタイルも変化してきました。その時代の流れもあり、青年会議所のあり方も問われていく中、今後の組織運営を考えた時に、伝統を尊重しつつ時代に合わせた運営を模索していく時期になってきていると感じております。
青年会議所での学びや自己成長の提供、3信条を基本にしながら、社業・家庭・JC活動を両立・継続できる環境づくりを推進し、会員1人1人が卒業の歳を迎えるまでビジョンを持ち、ライフ設計をしながら自己実現・自己成長できる組織運営や人財の育成をしていきましょう。
JCしかない時代からJCもある時代。我々が日々どんな活動をおこない、どんなメンバーがいるのか、そしてどんな人達と地域貢献や社会運動をしてきたのか。又はしているのかを1人でも多くの人に知っていただく事が大切だと思います。
その中で、共感した人が会員に繋がり、これからのLOMを支えていくメンバーになります。宜野湾青年会議所が地域社会で活動し存在していくためにも、共に地域や社会を良くしていく仲間を増やしていきましょう。
青年会議所活動において役職や事業を引き受ける時、私が本当に出来るのだろうかという葛藤や不安は毎年あります。きっと皆さんも同じく感じているのであろうと思います。
なぜ1年頑張れるのかというと“地域・社会を良くしたい“という想いがあり、それを一緒に出来る仲間がいる、1年やった後に自己成長をしている自分自身を実感するからです。
私達は、それぞれの生きてきた人生・経験や立場があります。それも含めても、青年会議所においては対等であり同志です。
会員の皆様には、1年間の役割を精一杯一緒に取組むことをお願いします。出来ている・出来ていないで物差しを図るのではなく、まずは取り組んでみる事、小さな事でも地味な事でも1つ1つを大切に丁寧に積み上げに、自分自身も笑顔であり周囲も笑顔である事を目指していきましょう。
そして、私自身にも言えますが、皆さんと一緒に常に自分自身を振り返る事、相手の事を考え、思いやる事、周りへの感謝を大切にしながら1年間共に頑張っていきましょう。
We believe
That faith in God gives meaning and purpose to human life;
That the brotherhood of man transcends the sovereignty of nations;
That economic justice can best be won by free men through free enterprise;
That government should be of laws rather than of men ;
That earth's great treasure lies in human personality;
And that service to humanity is the best work of life.
宜野湾JC 活動エリア:宜野湾市・中城村・北中城村